2020年度、北海道、北海道コカ・コーラボトリング(株)、(公財)北海道環境財団の三者による協働事業「北海道e-水プロジェクト」の支援を受けて当NPOが実施いたしました紋別市と湧別町に跨るシブノツナイ湖希少種調査の実施結果について数回に分けて報告いたします。
第1回目は植物の調査結果ですが、新型コロナウィルスの関係で調査にあたる期間及び日数が少なかったこともあり、広い範囲を定期的に見るには及びませんでした。しかしながら、トモシリソウ Cochlearia officinalis oblongifolia など絶滅危惧Ⅱのほか、準絶滅のオオバタチツボスミレ Viola langsdorffii 、タライカヤナギ Salix taraikaensisなども確認できました。確認した種類数は126種と想定種の半分にも届きませんが、今後の調査により明らかにできるものと考えられます。2021年4月20日現在、トモシリソウとしていた植物がオニハマダイコン(外来種)であることが判明しましたので、ここに訂正いたします。